スタディサプリ Product Team Blog

株式会社リクルートが開発するスタディサプリのプロダクトチームのブログです

VimConf 2024 のスポンサーになりました

こんにちは。thinca です。

このたび株式会社リクルートは、VimConf 2024 のブロンズスポンサーになりました。

私は VimConf 2024 にスタッフとしても関わっています。今回は VimConf についてや、スポンサーすることの意義について、スタッフ側の視点から書いていこうと思います。

VimConf とは

公式サイトから引用すると「VimConf は、世界初かつ世界で唯一のコミュニティによって定期運営されているVimの国際カンファレンス」です。

2013 年に始まり、コロナの期間中はお休みしていましたが、今回で 9 回目になります。

毎年海外から Vim に関わる著名人を基調講演に招待しており、過去には Vim の作者である故 Bram Moolenaar 氏を招いたこともあります。

今年は 2024 年 11 月 23 日(土)に、秋葉原のアキバプラザで開催される予定です。昨年亡くなった Bram 氏に代わりメインメンテナーを引き継いでいる Christian Brabandt 氏を基調講演に迎えて開催されます。

Vim のイベントにスポンサーするメリット

私が個人的に考えている、VimConf にスポンサーをするメリットを挙げてみます。

参加者の傾向

Vimテキストエディタと呼ばれるソフトウェアの一種で、テキストエディタは IT 技術者にとってなくてはならない道具です。IDE(統合開発環境) なども含めると誰しも何かしらを選択して使っているはずです。

Vim は昔から愛好者も多く人気のあるテキストエディタではありますが、非常にとっつきづらい面があることも否めません。近年は VSCode や、利用言語によっては言語に特化した IDE などもあり、より導入が簡単で扱いやすいものが選ばれやすい傾向があります。

そんな中で Vim を選んで使う技術者は、道具に強いこだわりがある人であると感じています。このような人は技術と真摯に向き合い、自己研鑽していける人です。こういったこだわりのある技術者に対してリーチすることができます。

参加者層の広さ

Vim はあらゆる職種で使われており、様々な分野の方が参加します。フロントエンジニアからインフラエンジニアまで、本当に様々な参加者がいます。

また、日本の Vim には vim-jp というコミュニティがあり、その Slack ワークスペースでは非常に活発にメンバーがやりとりをしています。 VimConf のスポンサーになるとコミュニティ内でも必ず話題に上がるため、イベントの参加者だけでなくコミュニティにもリーチすることができます。

技術者フレンドリーな企業だとアピールできる

技術系のカンファレンスは他にも多く開催されており、その多くは名だたる企業がスポンサーしています。特にプログラミング言語やプロダクトに直接使われているフレームワークなどは、企業が直接選択した技術でもあるため企業としてスポンサーする意義が高くスポンサーしやすいのではないでしょうか。

一方で、Vim のようなソフトウェアは前述の通り個人が選択して使うソフトウェアです。企業が表立ってバックアップするのは難しいかもしれません。

しかし本当にそうでしょうか。開発メンバーの中に、Vim に直接または間接的に支えられて日々の開発を行っている、Vim がなくては作業に支障が出る、そんな人はいないでしょうか?

個人が選択したツールであっても、開発全体を支えているソフトウェアであることに違いはありません。そういったところに投資をすることで、メンバーに安心感を与えることができます。

競合の少なさ

上記のような背景もあり、スポンサーしてくれる企業は残念ながらあまり多くはありません。

しかしこれは逆に言えば、簡単に目立てるということでもあります。前述した通り、イベントの規模に対して実はそれ以上のはるかに多くの人の目に触れる機会があり大変便利です。

さいごに

VimConf 2024 はスポンサー企業を募集しています。 興味を持たれた方はぜひ以下の記事なども参考にして、イベントへの参画を検討してみてはいかがでしょうか?

https://vim-jp.org/blog/2024/06/18/vimconf2024-sponsors-ja.html