スタディサプリ Product Team Blog

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ゴリラ.vim#2のイベントスタッフを経験して

ゴリラ.vim#2のイベントスタッフを経験して

こんにちは、Quipperのwebエンジニアを担当している @motorollerscalatron です。

恐れ多くも、webエンジニアとして何社かは経験させていただいてきた自分ですが、Quipperに在籍した半年の中でも今までなかったような体験を数多くしました。 今回は、その中でも、ひとつ、想像以上に面白かった、会社が場を提供する形での技術系のイベントの運営について、書かせて下さい。

ゴリラ.vimとは

ゴリラ.vimは今年の2月から始まったゴリラさんvimイベントです。

終了後、ゴリラさんにはちょっとだけご挨拶をさせていただいたのですが、お名前から想像していたよりお話のしやすい方で、意外だったと記憶しています。

私はこの前にも会社では、去年

というイベントに参加していたのですが、年が明けてからはリリースの近いプロジェクトを抱えてだんだんと足が遠くなっていました。 今度のゴリラ.vim(※0)は社内で開催ということになり、スタッフとして参加することにしました。

スタッフをやろうとした動機

は、社内slackで気軽に応募されていたから、というのもあるのですが、文脈としては以下のようなものがあります

自分のいる会社から発表者が出る

Quipperからは以下の発表者が出ていました。

イベントスタッフだとリハーサルという名目で事前に当日のスライドを見られる、という幸運が訪れました。

  • ちょっとした予習つきでもう一度見たりすることができる
  • 発表者の側からの事情、についてより詳しく見聞きしてプレゼンを見ることができる

知識の吸収の面でいくと、前者も、たいへん嬉しいのですが、後者も、実は面白い話だったりします。

私は結構文脈もとらえずに、心の中で、「だいたいの人が考える◯◯︎の順番は、普通はこうなんじゃないですか?」「この洗剤の泡みたいな絵(そう見えていた人は結局自分だけだった)はなんですか?」とかナイーブな疑問にとらわれて、話の進みから気持ちが外れていることがあります。

普通に発表を見ているときに質問をすることもできますが、イベントが設けている質問タイミングなどで結構はばかられたりします。

そんなときに、少ない人数で先に見ておける、というのは、お互いに率直なフィードバックを受けられるので良いと思います。

ちなみに、質問をしたときに受けるリアクションは、人・時それぞれで、「うん、確かにそうだね」と言われることもあれば「いや、これはこの一枚だったら⚪︎⚪︎だけど、この次のとセットで見ると・・だから、これがいいんです。」と説明されて、納得、ということもあります。 こういったやりとりは、コードのリファクタリングにも似ていて、「こういう考え方もできるんだ」「私はこういう風にとらえるくせがあるのかも」という発見につながります。

会社のいつもの部屋がイベントの場になる

たいていの場合は、こういったイベントは平日の夜にありますから、移動をしたり慣れない会場に入ったりするだけでも神経を使ったりするのですが・・ 社内でイベントがある場合は、ちょっとだけ得した気になります。

私は仕事が終わるとたいてい頭は働かないので、 技術イベントに行ってもその場で吸収は結構あきらめたりしてメモをとって結局見返すのを忘れていたりします。

業務ではちょうど担当する開発プロジェクトが少しずつ佳境に入っていくそんな時、 せめて近くのイベントであれば少し疲れていてもなんとか這っていくこともできそうですが、 いつもの場所であれば敷居も下がるというものです。

vimのイベント

冒頭にあった通り、昨年はちょっとした知人の誘いから昨年のVimConfというイベントに参加した(※1)のですが、 それは、長年使っていた(もとい、自分では「使っている」と思っていた)vimに対して、新たに自分の無知さを知ることとなり、 それ以来vimに対して悔い改めたい、という気持ちになっていました。

私はそのとき、社内向けに「vimに死す」という社内ブログを書きました。(※2)

以下のキャプチャは、VimConf 2018のイベントレポートの社内issue「vimに死す」。入社間もない緊張感から生まれたからなのか、図を見ても、目次を見ても、まったく当時自分が何を考えていたのか、見当もつかない)

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興奮して書いたので、今見返しても、ひどいものなのですが、思いの外社内の人にいじっていただき、技術メモになる前のありのままの心の動きを公開することの敷居が少し下がったのは記憶に新しいです。

私は、技術的なイベントに出るときにどうしても躊躇するところがあります。

技術的な部分が自分の興味や関心とあわなかったら、どうしよう。 観客として出ているとまだしも、ちょっとでも自分が話す番があるものだと、前情報がなかったりすると不安になります。

だから社内で自分がイベントの裏手にいることということはプラスでした。

そんな風に積み重なる思いがあって、ついついスタッフに申し出てしまったのですが・・

社内スタッフのタイムテーブルで参加する

気がついたら、当日になっていました。

といっても、私の役割はほぼ「当日スタッフ」だったので、ほとんどは @ujihisa さんにやっていただいた:new_moon_with_face:ので、タイムテーブルと当日必要な物品のありかを把握する・・程度でした(※3)。

スタッフとしてその場にいるということ

17時くらいまでは、普段の日と変わらず、仕事をしていました。

当日のプログラムは、以下のような構成。

18:30 開場
19:00 説明、スポンサーセッション
19:10-19:40 10分のセッション x 3
19:45-20:25 10分のセッション x 3
20:25-21:35 懇親会
21:35-22:00 片付け、撤収

それに対して、社内ではすでにスレッドが作られ、関係者を含めて既に流れが組まれ始めていました。

ケータリングを頼んだり、会社のスペース使用の申請などは前からやってあるとして、

 - 開場時間前後からは会場の設営から来場者の案内
 - 開始後は飲食物の準備や、途中参加者の案内
 - ネットワーキングの時間は、飲食物などを補充
 - 終了が近づくにつれ、再び案内。
 - 会場の片付け

のような流れになります。

↓(作業スレの始まり)

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↓(5:30ごろ、だいたいの時間の見通しを確認)

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今回に関しては、来場者のピークが予想より早く、最初は少し慌てたりもしていました。

↓(文房具を持ってきてねと言われる)

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↓(椅子の配置などの写真・・「退去時は現状維持」を守るための大切なエビデンス

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そんな中、届いたケータリングのプレート達を、それとなく準備したり、配置したりしていきます。

いったん始まると、参加者の方々も、参観モードとなり、私もスタッフらしく壁際の目立たないところへ移動、見る側に回ることができました。

↓ 社内の人たちも、すっかり、落ち着いています。

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その後は、知っている人が話しているからなのか、意外にも、内容に集中できました。

懇親会

今回のイベントには、いい感じに懇親会がついていました。

平日ということもあり発表自体がそれほどきつきつでなかったからなのか、懇親会には参加者のほとんどがそのまま参加していただけて、運営側としては嬉しい限りでした。

スタッフなのでそれとなく、食べ物飲み物を補充したりするのですが、途中割り箸やコップなどが足りなくて慌ててオフィスに戻ったりした以外は、普通の参加者のごとく、会話に入ったり、発表者の方にも声をかけていただいたり、と、充実した時間となりました。

片付け

10時頃、周りにはまだまだご歓談している方もいるのですが、少しずつ声がけをしながら、ごみなどのまとめ、使っていない部分から椅子をちょっとたたんだり、としていきます。

この時間になると会社のビルもふだんとは別の出口を使うので退場される方のための案内役なども必要になります。

(イベント終了時、参加者の方にも片付けに協力いただき、なんとかもとの状態に戻せた)

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全体を振り返って見て

繰り返してしまいますが、このイベント、参加者ほぼ全員が、終了後の懇親会にも参加していただけるという雰囲気のいい進みでした。

そういう場を提供する手助けをしただけでも、自分としては、技術コミュニティへの貢献した気になってしまうのですが、ゆくゆくは、自分も力を蓄えて本日の先達の発表者さんたちのように発表者として参加できるようになったら、また違うものが見えてくるか、と思いました。

さいごに

今回は、エンジニア視点というよりかは一般的な運営視点での記事になりましたが、 イベントスタッフは強制でもなければ、参加に対する制限も、また、ありません。

Quipperで一緒に働いてみたいかな、と興味を持たれた方は以下のリンクからお気軽にご応募ください。

https://career.quipper.com/jp/

まずはカジュアル面談を希望される方はこちらのwantedlyページよりご連絡ください。

https://www.wantedly.com/companies/quipper

(注釈)

※0 5/15 には、もう第4回目が! --> https://gorillavim.connpass.com/event/130105/

※1 VimConf 2018については、当Blogでも、昨年 @ujihisa さんがModesをテーマにしたご自身の発表にかんするよもやま話などを、書かれています

※2 弁解だけしておきますと、第0部は、自分とvimとの関わりをエッセイにしたりイベント当日までに発表内容についての事前調査内容を、、、第1部は、本編参加後に発表内容を主観的にまとめたもの。

※3 実際は ujihisaさんにより、社内のスペース貸し出しの申請や、発表スライドに忍ばせる会社資料、そして、ゴリラvim側への調整・・など、手堅く前から片付けられていたようでした。