スタディサプリ Product Team Blog

株式会社リクルートが開発するスタディサプリのプロダクトチームのブログです

Developers Summit 2023 SummerでADRについて発表しました & ベストスピーカー賞を受賞しました🎉

こんにちは。スタディサプリでプロダクトプラットフォームの開発を行っている @highwide です。

少し前の話になってしまいますが、2023-07-27に行われた「Developers Summit 2023 Summer」(以下、「デブサミ」と書きます)にて「アーキテクチャデシジョンレコード」(ADR)についての発表をしましたので、その報告をさせていただきます。

「日々の意思決定の積み重ねを記録するアーキテクチャ・デシジョン・レコード」というタイトルで発表しました。

発表資料はこちらです。

また、デブサミのサイトでは、発表の当日の録画が見られるようです。 途中、自分の声に反応してしまったApple Watchに焦る様子なども見られるかと思います...(恥ずかしい...)

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ベストスピーカー賞受賞 🎉

また、この度、本カンファレンスにおけるベストスピーカー賞(1位)という賞を名誉あることにいただくことができました!

codezine.jp

イベント後のアンケートによると、「非常に満足」が47.8%、「満足」が40.3%と、多くの方に満足いただけたようです。

  • 避けて通れないドキュメンテーションにおける、軽量ドキュメントというADRの絶妙な立ち位置
  • GitHub issueを使ったドキュメント管理という手法
  • 「どうしたか」は覚えていても「なぜそうしたか」という点は忘れがちという点への共感

といった点への好評を特にフィードバックとしてたいだいています。

登壇の舞台裏

本発表は、デブサミ運営の方が私が数年前にこのブログに書いた以下のエントリを見て、「アーキテクチャ」をテーマにした今回イベントでの発表を打診してくださったことがきっかけとなりました。

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一方で、「アーキテクチャ」をテーマにしたカンファレンスでドキュメント手法(名前に「アーキテクチャ」と付くはものの...)について語る若干のミスマッチさや、ブログで完結しているADRの紹介を40分という比較的長い発表枠の中で話す...といった点をハードルに感じたのも事実です。とはいえ、最終的には「こんな機会をいただくこともなかないし、なんとかなるだろう」の精神で快諾しました。

登壇が決まってから、ブログに書いたこと以上のネタ集めをするため、社内の「random-tech-talk」という毎週行っているイベントに話を持ち込みました。 random-tech-talkは、その名のとおり技術に関する雑談などを行う任意参加の社内イベントで、毎週1時間の枠がとられています。

random-tech-talkが始まる際のアナウンス

random-tech-talkにおいてオンラインで会話しつつログをSlackに書き連ねる雰囲気

ここで、自分が所属したことのあるチーム以外でのADR利用事例を聞いて、「軽量なフォーマットゆえの、運用に自由が効く懐の広さ」というものが見えてきたように思います。

また、SREやエンジニアリングマネージャーといった、自分とは異なるロールの人からのADRに対する印象を聞いて、プロダクトマネージャーにも聞いてみようと思うなどの着想を得ました。

自分の登壇準備は業務時間を充てさせてもらい、チームにおいても「今スプリントはhighwideは登壇準備をする」ということが織り込まれた状態でスプリントプランニングをしました。先日、同じチームのtooooooooomyとujihisaがAWS Dev Dayでの登壇を行っていますが「登壇は自社のプレゼンスを向上させる重要な業務」というマインドが特に現チームにはあるように感じます。

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発表資料ができあがってからは、チームを問わず、多くの人からのフィードバックをもらって資料をブラッシュアップしました。ありがたいことです...。

Slackでアツい感想もらえるのありがたい

Google Slidesに直接コメントくれるのもありがたい

発表はオンラインでの登壇でした。 プライベートな話になってしまいますが、発表時間がちょうど自分が子供を保育園に迎えにいく時間と重なってしまって、妻のお父さんやお母さんにも助けてもらうことになりました。いつもよりも早く子供を迎えにいったあと、子供を見てもらいつつ、発表を行う部屋に3歳児が突入してこないようバリケードを張って、発表に臨みました 😂

発表が終わったあと、同じチームの同僚が"エゴサ"(あなたの"エゴ"ではないのに、ありがとう...)をしてくれていたのが、エゴサーチで見えた実際の反応と同じくらいうれしかったです。

最後に

社外発表の社内での捉えられ方や、オンラインでのフラットな社内コミュニケーションの雰囲気をこのエントリを通じて知っていただけたらうれしいです。

特に、全体では100名を超えるようなそれなりの規模の開発組織においても、チームやロールを超えたフィードバックがもらいやすいのは本当にありがたいことだなぁと思っています。 というわけで、組織みんなでいただいたベストスピーカー賞...という「いい話」にさせてもらおうかなと思います!

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