スタディサプリ Product Team Blog

株式会社リクルートが開発するスタディサプリのプロダクトチームのブログです

新しいチームメンバーとしてオンボーディング体制について語りたい

はじめまして、小中高決済基盤開発グループの @tacumai です。
ぼくは2023年4月にスタディサプリの開発組織にジョインした、いわゆる新規参画者です。ちょうどこのブログを書いてる時期が参画から1ヶ月ほど経ったタイミングなので、初心をこのブログに残したいと思います。

この記事で一番伝えたいことは アプリケーション開発経験が薄くとも、技術的な側面でもドメイン知識の側面でも手厚くサポートしてくれる土壌がここにはあります。安心してうちにきてください!! です。

以下、なぜぼくがそう思ったのかをまとめました。

そもそもスタディサプリに入った経緯

ぼくは2023年3月まで、ホットペッパーグルメ等の開発・運用をしている飲食事業領域にて、クラウドインフラに関する業務を担っていましたが、この度4月からスタディサプリに異動しました。
というのも、これまでAWSGCPといったクラウドインフラを使ってリクルートの様々なプロダクトの設計・開発・運用に携わらせてもらったのですが、ソフトウェアエンジニアとしてアプリケーションを開発する能力が乏しいと感じていたからです。
さらに将来的には教育課題を解決するサービス作りにいずれ取り組みたいと考えていたため、当時の上長に相談したところ紹介をもらい部署異動を決意しました。

入ってみて感動したチームの「あたりまえ」

まずぼくはRubyを使った開発経験は1年チョットで、アプリケーション開発をしてたと言っても4年くらい前の話で記憶もあやふやです。感覚的な部分は残りつつもほぼ初心者と言っても過言ではない状態でした(そして今もそうです)。 さらには決済についての専門知識もなく、「技術的にも領域的にも初心者」といった状態です。
そんなスキルセットでこれから開発業務をやっていけるか不安で仕方なかったのですが、その心配は杞憂に終わりました。なぜならぼくの思っていた以上に、チームオンボーディングが手厚かったからです。理由はたくさんあるのですが、ここでは主な3つを紹介します。

1. 質問しやすい雰囲気・環境づくり

新しいチームに入ってまもないころ、定例で既存メンバー間での業務に関するやりとりを、ぽかーんと聞くだけの時間ってありませんでしたか?
まだ担当したことのないユースケースや機能について他メンバーが会話しているのを横で聞こうと、最初は頑張っても時間が経つにつれ分からない概念が多々出てきて「もう何もわからない...」になって聞くのを止めることって多いですよね!?
特にリモートワークだとそういった状況になりやすいのですが、スタディサプリの開発チームのいいところは「定例のあとでフォローする時間・会を設けてくれるところ」だと思います。

「他のメンバーの時間を奪っちゃうのでは...」
「このレベルの質問していいのかな...」

と色々考えるタイプのぼくはこのサポートにとても助けられています。 うちではこのような入りたてのメンバーに対して、メンバーが理解・納得するまで丁寧にビジネスロジックや仕様について解説してくれることも多く、日々勉強させてもらっています。

2. メンターや上長との1on1によるサポート

うちでは新規参画者に対して最初の2〜3週間ほど、メンターをつけてオンボーディングサポートをすることになっています。 この仕組みがまた良いのです。 毎日気になっていること・つまづいているところを聞いてくれますし、些細なことにも応じてくれます。

例えば業務を行うにあたり、開発環境のセットアップ等に時間をとられることが最初のうちはあると思うのですが、一人でドツボにはまって時間を消費してしまった...といった体験も相談できてすぐに解決に運べたのはメンターのサポートのおかげだと思っています。

さらには上長との1on1も設けられており、チーム文化の共有やシステムの歴史的背景なんかを聞ける場として活用しています。

3. 積極的なペアプログラミングによるドメイン知識と技術知識の補強

いざ業務に入ることになると通常は「まずはやってみて」という形で業務をアサインされることも多いかと思います。

仕様や概念が複雑かつ範囲の広いシステムだと、どんなに小さくて簡単な変更作業でも、最初のうちは心理的にストレスを受けますよね。

この点でもうちは手厚くて、まだ携わったことがないユースケースや機能の改修・開発になるとドメインエキスパートな方がペアプロを行なってくれます。 ここでも仕様を解説しながら、コードを読みつつ、作業を進める、といった形で疑問点を取り除きながら作業を進めます。

以上が、ぼくがスタディサプリに入って衝撃を受けたオンボーディングの体制でした。 ここまで丁寧にメンバーの立ち上がりを設計している組織はなかなかないんじゃないかと思えるほど洗練されていて毎日感動しています。

この記事を読んでスタディサプリに興味を持ってくれた方には、過去の新規参画メンバーが書いたブログも参考にしてください! 彼らは今となってはスタディサプリで大活躍していてぼくも教えてもらってばかりです! - チームにジョインして驚いた3つのこと - Quipper、外から見るか?中から見るか?

最後に補足

このブログ記事の趣旨とはズレますが、うちの組織異動制度について少し紹介します。

冒頭で触れましたが、ぼくは中途採用スタディサプリに入ったのではなく、社内異動で参画しました。リクルートでは事業領域間の異動・ロールの変更を支援する仕組みが充実しています。

例えば、旅行事業領域でデザイナーをやっていたが、自分の関心と今後のキャリアを考え、転職事業領域のエンジニアになるため、開発組織に異動するといったことが可能です。

ぼくの例では「基盤開発からアプリケーション開発に移って、プロダクトの上から下までを担えるソフトウェアエンジニアになりたいです」と意思表明することで、(基盤開発からアプリケーション開発という僅かなロールチェンジはありつつ)ソフトウェアエンジニアというロールは変えず、事業領域を飲食領域から教育領域に変更しました。

もちろん組織やビジネスの状況に依存する部分もありますが、多くの事業領域で多くのロールの方々がいるリクルートならではの、とても良い制度だと思います。

そんなリクルートおよびスタディサプリに興味を持ってくださった方へ!
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